なんとか元気でやってます

当ブログは頭の中の整理に使いたいと思っています。よろしくお願いいたします。

○○というところが好きだから、Aさんが好き?

初投稿。

誰か見ているわけでもないだろうから、好き勝手に書こうと思う。

 

さて表題。

例えば、若いカップルがいたとして、そのカップルの女の子が友達に向かってこう言っている。

「彼氏ねえ、かっこよくて背が高くて優しくて。。。もう、大好き!」

 

こういうカップルの場合、まず近いうちに別れると言って過言ではないというのは、おそらく意見が一致するところだと思う。

 

○○という長所がゆえにAさんの事が好き、というのは、○○という長所が無くなれば終わってしまう関係である。

つまり、Aさんの事が好きなのではなく、○○という長所が好きなのである。

○○という長所が揺らいだ瞬間に、終わってしまうのである。

そしてその○○という長所は、往々にして若い人が恋愛において持っている幻想であることが多いのは言うまでもない。

 

本物のカップルは、よく相手方に対しての文句ばかり言ったりする。

「彼氏ったら昨日も私のご飯残してさ!やんなっちゃう!」

しかし、口には出さないが、この後に続くのは、「でも大好き」なのである。

「欠点はあるけれど、でも好き。」

これが本物である。

 

してみるに思うが、人はそもそも何かが好きだったり嫌いだったりしたときに、あれこれ理由をつけて説明するが、理由なんていらないのではないか?

何かを見た瞬間に、好きと思ったり、嫌いと思ったりする。

ある瞬間に、直感的に、好きになったり、嫌いになったりする。

それでいいのではないだろうか。

これは上の例を使えばなかなか納得できる事に思うが、日常においてはこういった考え方をすることはしばしば難しい。

例えば、上司の愚痴を言う時なども、上司の欠点を列挙して、「だからアイツは嫌いなんだ!」と言ったりすることがあるが、逆であることが大半である。

上司が(直感的に)嫌いだから、欠点ばかり見えてくるのである。

 

「好き」にも色んな「 好き」があるし、「嫌い」にも色んな「嫌い」がある。

その感情を言葉で説明し始めれば、長々となってしまう。それを一言、「好き」で表現する。

それだけでいいのではないか。

変に理由を付ける必要はない。

 

頭で考える事はとてもとても大事な事だが、感じた事を無理に言葉を使ってひねり出すように外に出してしまうのは、良い事ではないんじゃないかと最近思っている。

 

ある友人が彼女と別れた際に、彼女の悪いところを列挙して、「だから別れたんだ」と言わん限りの口ぶりだったのを聞いていて、そう思った。

彼の場合、悪いところ云々の前に、ある時ある時期に、彼女と離れたいと思ってしまったのである。

それだけの話である。