なんとか元気でやってます

当ブログは頭の中の整理に使いたいと思っています。よろしくお願いいたします。

読書感想「永遠の0」

数年前からかなり気になっていた本なんだけど、なんやかんや読みたい本があったりして…
や~っと読んだ。
まず単刀直入に。
期待はずれ。

(この本はもう映画化などで有名になってるから、どんな話だったかの説明は省きます。)

僕は左翼右翼どちらかと言えば、多分右翼だと思う。
カミカゼをテロリストという人がいると、目上の人だろうと食ってかかるレベル。
太平洋戦争が侵略戦争か自衛戦争か、そんなのは僕レベルのアマチュアが語る事ではない。
もっとよく勉強してから言うべきことだから、そういうのは。
多分どちらでもあったのだろう、というのが僕の意見だけど。
しかし、当時の日本人は天皇を絶対視する狂信者なのであってみんな頭が狂ってた、とかいうのを聞くと虫唾が走る。
お前さんはそんな風に、自分の頭の中で非現実的な妄想を作り上げて納得すればそれで満足なのか?と。
どんな思いで兵隊さんたちが死んでいったか、そんなのもわからないのは人間のクズだ。

この本は思想的にはほとんど同意できることが書いてあった。
しかし、この本はあかん。

どうあかんのかというと、百田尚樹氏の文才のなさがにじみ出てる。
ラノベの方がよっぽどましというレベルの文章力のなさ。感情表現の下手くそ具合。
戦争中の史実については、感動できるけども、主人公その他周辺の人物の描き方はそれはもうお粗末。
どうしてこれが大人気なのだろう?良くも悪くも大衆向きということか。
随分ガッカリでした。
参考文献リストに書いてある本を読むほうがよほどためになると思われる。

最後に思ったことを1つ。
僕は日本人や、日本の文化は大好きだが、日本の貴族は大嫌いである。
どれだけの一般庶民が一部の貴族どもに踏みにじられ搾取されてきたか。
想像するだけに憎たらしい。
そして今もきっとこれはゆるやかに続いてる事なんだろう。なんて。

以上っ!
(内容に触れないように書くのって難しい。。。)