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映画感想「ファニーゲームUSA」

友達から「絶対見ない方がいい、くそつまらなかった」と聞かされ、かえって興味が湧いてしまったため観てみました。
なんというか…すごいの一言ですね。
ただ僕としては、絶対観ない方がいい、とは言えないし、くそつまらなかったわけでもない。
示唆に富んだ作品だったと思います。
もちろん、めちゃくちゃ胸くそ悪かった。

以下、ネタバレを含みます。


この全く慈悲もなく一家が(隣人も、ですが。)惨殺されるストーリー。
感情移入してしまったら最後、夜も眠れぬ腹立たしさでしょう。

でもこれは、映画なんです。
殺人犯自体がそう言ってるわけだ。
映画のラストで殺人犯2人が交わす会話もそうですよね。
相方が殺された時にリモコンで巻き戻すのもそう。
この作品の中で行われる惨劇は、すべて、虚構なのです。

でもね?でも。
こういう奴ら、いないとは限らないよね。
そりゃ、ここまでひどいのはなかなかいないけども…

多分この映画が伝えたいことの1つに、用心せよ、ってのがあるんだと思いますね。
人を家に入れるな、とか、なんか違和感があったら確かめろ、とか。
これは映画だからいいけど、注意しろよ!って。

…うん、まあ、ゴミ映画ではないけど、好んで観るもんでもないなあ。
体力の要る映画でした。
あ、ナオミ・ワッツは安定の綺麗さだった。