晴れぬ毎日を過ごしながら
ブログ、長続きしませんね。
毎日書こうと思っているのですが、なかなか…笑
少し早いのですが、2014年の総括をば。
今年上半期は、べっとりと劣等感がまとわりつく毎日でした。
正確に言えば、宅浪時代の1年間、大学時代の4年間、そして卒業後も、
ずっと劣等感に押しつぶされそうになりながらの生活でした。
それでも何とか留年もせず大学を卒業し、
その後入社する会社があったのは幸運でした。
(といっても、すぐ辞めてしまうのですが。)
今年一番の収穫といえば、自分の中のエゴを発見したことだと思っています。
と言っても、
エゴに振り回されずに生きることが出来るようになったわけではなく、
何かあると「あああああもう!!なんなのこれ!アホ!」などと
暴言を吐いてしまう事も、時々あります。
(実際はこれよりひどいことも言ってます。○ね!とか笑)
しかし、その後すぐに、ハッと気付き、
「ほら、落ち着きなさいな。深呼吸深呼吸。」
と自分をなだめる事が出来るようになりました。
怒りに身を任せることがほとんどなくなったのです。
これは控えめに言っても、大きな成果だと思います。
今までの僕は、
何かに囚われてしまうと、それをずっと引きずってしまいました。
たとえば上司に、
「お前はオレが見てきたところでは、全然才能があると思えない」
「お前良いとこの大学出てるくせに馬鹿だな笑」などと言われた時。
その場では、「ははは、僕もそう思います…」と薄ら笑いしていましたし、
仕事が終わった後もそこまで引きずる言葉ではなかった。
しかし、翌日また上司の顔を見ると、
一瞬にしてその言葉がフラッシュバックして、
「こいつは僕に、あんなひどい事を言った。許せない。」
こんなセルフトークが頭のなかをグルグルグルグル駆け巡ったのです。
普通の人(こんな人はいないのですが)、つまり社会の中で生きている人は、
こういう感情に突き動かされても何とか立て直してゆくのでしょう。
いえ、立て直していけなくても、自分に鞭をふるって耐えるのでしょう。
本当に、すごいと思う。皮肉っているのでは全くなく。
しかしながら僕は、意志がまことに弱かった。
ずっとグルグルと言われた事を考え続け、
その結果、その上司の悪いところばかりが目につくようになり、
終いには、その上司から離れたいために、
会社の嫌なところをこれでもかと「創造的に」見つけ出し、
結果的に、
「もうこの会社にはいられない」
と判断してしまったのでした。
もちろん、今ふり返ってみても、
この上司はひどかった。この会社もひどかった。
これは事実です。
しかし、たとえひどかったとしても…
自分の意志によってそこにいるのならば、
何か打開するために前向きに策を考えるものなのです。
それが僕には出来なかった。弱かったのです。
そして退職後、過去を振り返るにつれ、
このような事を繰り返し繰り返しやっていることに気づきました。
それこそ、物心つく頃から。
この事に気づかせてくれたのが、この本。
- 作者: エックハルト・トール,吉田利子
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はい!これを見たあなた!
「自己啓発本(笑)か。なんだ読んで損した」と思ったんじゃないですか。
そんなあなたにこそ、読んでいただきたい。
もし、ちょっとでも気になるのでしたら、読んでみてください。
それでもやっぱり「駄本(笑)」となってしまったら、
その時はその…スミマセン。
僕は大学時代、生きる意味を探すのに必死でした。
なぜこんな頭が悪いのか。そして、努力もろくに出来ないのか。
人は皆、性格の悪い私から離れていく。当然だ。
価値の無いものに人は集まらない。
なぜこんな劣等感を抱えて、生きねばならないのか。
こんなクズは死んだほうがいい。
すべてなかったことにして欲しい。
消えてしまいたい。
そもそも、生きる意味なんてないじゃないか。
人間、死ねばお終い。
いくら努力したって、死んでしまえばお終いというのなら、
頑張る意味なんて何にもないじゃないか。
そんな思いを抱きながら、
「生きるための何か」を見つけたくて、読書ばかりしていました。
本の中に、生きるヒントが隠されているのではないかと思ったのです。
名作と呼ばれる本を、とにかく読み漁りました。
時にはいたく感動しました。
しかし、すぐ自分の劣等感が囁くのです。
「でも、現実は変わらないよ。お前はいずれ死ぬ。
お前の無知無能さゆえに、野垂れ死ぬ。意味もなく。」
この本は、そんな脳内の会話から脱する機会をくれる本でした。
もちろん、完璧に気持ちが晴れたわけではありません。
時々、心が折れて悶々とする時もあります。
しかし、間違いなく、私の気持ちは軽くなったのです。
「今なら僕は、何か出来る気がする。」
「そのために頑張ってみたい。」
そんな風に思える自分が嬉しい。
まだ定職についていませんし、はっきり言ってコミュ障の極みで、
社会に出ても役に立つとは思っていません。
「ハハハハwwそんな底辺野郎が何を言っても、何をしても、無意味。」
と言われてしまいそうですが、(私の中の劣等感がそう叫んでいます。)
来年は何とか仕事に就き、
そしてそれに前向きに取り組んでゆきたいと思っています。
そんな気分にさせてくれた、2014年でした。
(不運な事もありましたが…)
皆様ありがとうございます。こんな僕に付き合ってくれて。
早いですが、良いお年を。